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夏雲変化3
夏の朝、富士山には全く雲がなかった。陽が昇るに従ってどうしたことか雲が湧いてくる。富士吉田から見ていると富士山の中腹、それも3合目程度の高さのところで山中湖から北富士演習場上空にポッポッと綿雲のような雲が湧くことがある。やがてこの雲は中腹に巻きつくような帯状の雲になる。写真左はその様子を富士吉田市の尾垂山から撮ったものだ。やがて、この帯状の雲は山頂に向かって広がり山頂を隠してしまう。
これも傘雲と呼ぶのだろうか。富士山上空に円盤のように浮く雲だ。この雲の後ろに太陽があると彩雲になるが、富士吉田方面からは太陽が写真の左枠外なので彩雲にはならない。こんなとき、時間が取れると好きな場所に移動してこれはと言う写真が撮れる「とらぬ狸の皮算用」と言う心の中の雲が湧いてくる。この心の雲は時間と言う現実の冷風に簡単にかき消されてしまう。こんな写真が撮れる場所にいるだけでも幸せなのに、人間(私)の欲望は尽きないものだ。私の心の中では欲望と言う風が吹いていて、さまざまな雲が時々刻々と発生していることだろう。次は富士山でなく、人間の周りに発生する心の雲を撮影したいものだ。きっと驚きの雲を発見できるだろう。
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