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河口湖散策
河口湖畔は、周囲17Kmあまり、車で移動すると、1時間もかからず回ることができる小さな湖だ。それでも、富士五湖では山中湖についで面積が大きく6.1Kuあり、楽しい観光スポットは富士五湖で一番整っている。(山中湖から異論がでるかも知れないが私の直感的感想だ)2003年までは周囲を河口湖町、勝山村、足和田村と3つの町村にまたがっていたが、合併によって2005年は富士河口湖町1町の中になった。
2005年6月7日から河口湖大橋が無料ですね。
母の白滝 と 近くからの富士
もっともにぎやかなのは船津でホテル・旅館やみやげ物店が並び、観光船やボートの船着場が多数ある。駐車料金無料の県営駐車場もあり、シーズンには駐車できないぐらいの賑わいが続く。次いでにぎやかなのが、ハーブ館もある大池公園の周辺だろう。大型のバスも多数収容できる無料駐車場が整備されている。ここ数年賑わいを見せてきたのが、北岸である。河口湖美術館や円形ホールの他に「河口湖オルゴールの森」など民営の大型観光施設が次々に出来て営業中だ。また、2008年には綾小路きみまろ氏寄贈の「黄金の七福神」が要所要所に祀られ、七福神巡りもできるようになった。他に、河口から西に入った大石の大石公園や西岸にある道の駅かつやまや小海公園周辺、河口湖ミューズ館のある八木崎公園が賑わっている。

バスつりのメッカとしても急成長している。

こんな河口湖だが、ここでは、ニーズに合わせた瑞穂通信お勧めの散策コースをいくつか紹介する。

美術に興味のある人向けのコース

河口湖美術館→久保田一竹美術館→河口湖ミューズ館

河口湖美術館は富士五湖地区でも先駆けの美術館として知られている。平成3年開館し、すっかり定着した感がある。常設展示室には日本の代表的な作家の富士山がある。その他に企画展示が定期的に行われている。展示作品鑑賞の合間に湖畔に飛び出た喫茶コーナーで富士山と湖畔を満喫できる。

久保田一竹美術館は「辻が花染め」と呼ばれる日本の古い染物を現代に復活させた久保田一竹作品を展示した美術館だ。展示作品もさることながら、建物自体が美術品のような一見の価値ある美術館だ。

河口湖ミューズ館は与勇輝の人形を展示した人形館だ。入館して驚かされるのは、本当の人と思える人形に遭遇することだ。そして、なんとなくレトロな感覚を思い抱かせてくれるのは人形の服装だけでなく、個々の人形がかもし出す雰囲気によるものだと思う。

思わず、話しかけたくなるそんな人形館だ。

おそらく一日でゆったり回ると、この3館で時間がいっぱいだと思う。

このほかに河口湖オルゴールの森、少し離れるがフジヤマミュージアム、ミニギャラリーのクルールもあり、自分好みのコース設定を楽しめる。


歴史に興味のある人向けのコース

新倉掘抜→富士博物館→河口湖浅間神社→河口御師部落

歴史に興味がある人には是非見て欲しいのが河口の御師部落だ。

富士講の盛んだった江戸時代は富士山登拝の起点として隆盛を極めた村落が河口だ。現在では、その名残がある程度だが古い御師の家が残っている。河口湖浅間神社はその守り神として木之花咲耶姫を祀っている。

富士博物館は富士レークホテルに隣接する博物館だ。河口湖の古い生活習慣を歴史として残すことに重点を置いた博物館だ。(閉館している場合もあるので、事前に問い合わせて行く方が良さそうです。Tel0555-73-2266)

新倉掘抜は江戸時代に河口湖の水を富士吉田市の新倉部落に通すために人力だけで山をくりぬいたトンネル跡だ。先人の苦労が分かる施設と言える。

子供をつれて自然散策のコース

母の白滝→カチカチ山ロープウェイ→河口湖遊覧

母の白滝は河口湖浅間神社から三つ峠に登る登山道の途中にある小さな滝だ。高さは6〜7m程度あるだろうか。やや幅広の岩肌を這うように広く激しく流れ落ちる滝は見ごたえがある。現在は車でも途中まで行くことができ、道も良く整備もされているが、近くは細い道となり一台がようやく入れる程度になり駐車もできないので、下の浅間神社横の駐車場に車を置いて徒歩で登るのがお勧めだ。片道40分程度。

カチカチ山ロープウェイは船津の南にそびえる天上山に登るロープウェイだ。上にはアジサイのハイキングコースが整備されている。

河口湖遊覧は河口湖を一周する遊覧船だ。船津を出て、河口湖大橋を上に見ると、やがて八木崎公園、富士ビューホテルの向こうに雄大な富士を望み、奥河口湖を回り、富士五湖唯一の島、鵜の島を横に再び船津に戻る一周30分程の周遊だ。

この他にも、自然観察のコースやウォーキングコースなど、まだまだ楽しい散策コースがたくさんある河口湖なので、次の機会にもさらに充実した内容でご紹介したい。


河口湖地図(2008年更新 クリックで拡大表示 今回紹介の部分だがクルール、フジヤマミュージアムは紙面の都合で図の外になる)
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