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河口湖美術館通り
ゆっくり、のんびり散策
河口湖美術館通り 地図のページ
河口湖美術館 河口湖美術館通り、文字通り「河口湖美術館」が最初にある。私は愚痴っぽい人間なのか、どうも最初に不満が来てしまう。それではだめだと思っているのだが、昭和の団塊の世代で常に大勢の中でなかなか芽を出せないままこの年齢になってしまったせいなのかも知れない。いつも誰かのせいにするのも悪い癖なのだが、そういう人間と割り切って読んで欲しい。その不満なんだが、美術館と駐車場との関係がどうも解せない。職員用の通路から入れば最短距離で入れるのに、わざわざ遠回りをしないと正面玄関に入れないのだ。途中の散策を楽しんで、さらに美術品を楽しませてくれるのなら遠回りも仕方ないが、そんな雰囲気はない。すでに美術館ができてから時が経っているので、いまさらの不満なのだが、入館するたびに感じている不満なのだ。まー、中に展示している富士山絵画については、やや少ないとは感じているが、湖畔を眺めながらコーヒーも飲めるし、家から近いので、楽しみな施設なので比較的足を運んでいる。このときばかりは、富士河口湖町民になって優待券が欲しいと真剣に思う。
河口湖美術館の常設展は規模が小さいが、富士山が常に鑑賞できる。企画展は2006年5月は21日までグリム兄弟展をしている。

芝生広場 正式にはなんと呼ぶのだろうか。河口湖美術館の南側は広い芝生の広場になっている。蛍を養殖している池があるが、ほとんど芝生の相当広い広場なので寝転んで河口湖の風を感じながらウトウトするのは最高だろう。トイレも広場内にあるので、家族でピクニック気分で出かけるのにも良い。ただし、子供用の遊具はない。k北隣は北中学校で、その隣が「ukai河口湖オルゴールの森」だ。南側にはJA北富士の物産館がある。

河口湖オルゴールの森 「ukai河口湖オルゴールの森」最初たかがオルゴールだろうと思っていたが、中に入ると体育館のような中にパイプオルガンがドドーンとあったり、おとぎの国のようにきれいだったり、なかなか演出がこっていて、もう一度入ってもいいかなーと思える観光施設だ。2006年は12月25日までスイスフェアーをやっている。
北中の前の駐車場沿いには、河口湖美術館に来た人をあてこんでかワインのお店やオルゴールとガラスの館などが並んでいる。だんだん原宿や清里のようになっていくのだろうか。なんて否定的なことを言ってはいけない。ぜひ皆さんよって見るだけでも楽しんでください。「オルゴールの森」は中にレストランもあり、ゆっくりと楽しむことが出来る。





ほうとうレストラン 近くには山梨名物の「ほうとう」をだす店がたくさん出来ている。美術館向かいの「宝刀屋敷みさか路」は外に高級スポーツカーが置いてあり驚かされるが、店内にはアロワナの水槽があり再びびっくりであり、面白いお店だ。れっきとしたレストランで、ほうとうもあるが、うなぎから焼肉まで色々なメニューがあるのでお店のホームページを見て欲しい。国道をはさんで「大藤」もほうとう、ヒレカツ、焼肉となんでもありのレストラン、少し離れるが国道137を甲府方面に向うとすぐに「ほうとう不動」がある。ここはほうとう専門で混んでいるが注文してから出てくるまでが早い。味もお勧めだ。美術館通りには、「オルゴールの森」駐車場近くに手打ちほうとう「達磨也」、もみじ回廊入り口にあるほうとう・そば・うどんの「もみじ亭」がある。
この他のレストランでは
国道137沿いに大きな看板の「究極のそば一草」、ピッツアとパスタのLBACCO、生うなぎの「なかむら」、トンカツとステーキの「紅鶴」がある。美術館通りにはガラスアート「夢工房」近くの川向こうを東に入ると地中海食堂「ペロ」、コーヒー&パスタの「ティクル」、和食の四季の味「和」がある。

河口湖クラフトパーク ガラスアート「夢工房」は河口湖クラフトパークの工房でトンボ玉の体験工房だ。この他に蕎麦打ちを体験できる「体験麺工房」、ボトルに絵付け体験できる「ボトルクラフト」、ガラス細工の体験施設「G&C ART」があり、自分でオリジナルな工芸品造りを体験できる。ちょっとした芸術家気分になって体験するのも悪くない。

河口湖は全国でもめずらしいブラックバスを放流している湖で、早朝から釣りを楽しむ人が大勢来ている。大きな釣堀と揶揄される程だが、引きを楽しむ釣り人にとっては貴重な湖になっている。そんな釣り人のための入漁券を販売している漁協が美術館通りの中央にある。ここから湖畔に入り、昔から貸しボートなどをやっている民宿「ハワイ」、そば処「湖舞家」を横に見る湖畔の道は湖岸に芝桜、道沿いに桜がいっぱいのちょっとした広場があり、早朝から散歩やランニングをする人が絶えない。

メルヘンの世界・円形ホール周辺 レイクサイドホテルのグランドと西川の間に「拓魂」と彫られた石碑が立っている。整備された湖畔から国道の間は山梨県内ではめずらしい干拓地で、その完成を記念して建てられた石碑だ。この周辺からの富士山と桜の景観は最高で、今年も大勢のカメラマンが撮影に訪れている。
西川を挟んで北側に大きな円形の建物がある。形の通りの名称そのままだが「河口湖円形ホール」だ。クラシックの演奏などが行われている。個人の寄贈により建てられたものだというが、美術館通りの名所の一つだ。隣におとぎの国に行ったような塔のある建物はレストラン「オルソンさんのいちご」だ。近くでハウス栽培をした新鮮なイチゴのデザートが楽しめる。ちょっと休憩して、コーヒータイムに最適だろう。
レストラン前から富士山を望むとチャペルの入り口のようなベルがある塔が建っていて、ここにも石碑がある。昭和生まれの人にはなじみの顔と楽譜が刻み込まれている。古賀政男と「影を慕いて」だ。銘文を見て「なんでここに?」の謎が解ける。レストラン「オルソンさんのいちご」の隣は「木の花美術館」で絵本作家池田あきこさんの「ねこのダヤン」の原画を展示している。円形ホール周辺はメルヘンの小さな世界に入り込んだ雰囲気をかもし出している。

富士山羊かん 和菓子の老舗「金多゛留満」(きんだるま)は月替りの富士山羊かん(事前予約のみ)や四季の富士山羊かんも出すほど富士山を題材とした和菓子で有名なお店だ。その河口湖畔店が「木の花美術館」入り口にある。富士山羊かんのほかにも常に新しい季節を感じさせる和菓子を楽しめる。最近は食べるのが惜しいような創作和菓子が販売されているので、甘党には足しげく通いたい店でもある。

道を挟んでのぼりがたくさん立っている「河口湖猿まわし劇場」はもうなじみの観光施設になっている。代を重ねた「チョロ松」をはじめ、「小次郎」「武蔵」などのお猿さんがコミカルな芸で笑いを誘ってくれる技はますます磨きがかかって満足させてくれる。

和食の店 美術館通りを歩くと、いくつもの案内板が目に付くが、和食の店は少ない。そんな中に「四季の味」と書かれた小さな看板を見つけた。「和」(なごみ)だ。通りより低い干拓地に「オルソンさんのいちご」のビニールハウスが目立つ。その斜め前に普通の家が建っている。違うのは玄関に大きな暖簾、そして入り口の「昼食」と書かれた看板だ。こじんまりとした和食のお店だ。実はまだ入っていないので、良いかどうか分からない。でも、隠れたデートスポットや落ち着いた食事に良さそうである。お昼の富士見膳がデザート付で1600円とあるので、ちょっと「吉田うどん」を食べるようには行かないが、たまの御褒美にプチリッチなお昼をしたいお店だ。通り沿いにある食事処「もみじ亭」はうどんがおいしいと言われているが、ここもまだ入っていない。吉田うどん店ではないと決め付けているので入っていないのだが、美術館通りの数少ない和食のお店の一つなので、今度入ってみたい。

天然温泉どんどん新しい施設ができるので、外からしか見ていないが、美術館通りは天然温泉の通りでもある。最古参の「天水」に加え、えっこんなとこにもと思う「麗峰の湯」と日帰り温泉だけで2軒もある。河口湖畔のホテルも日帰り入浴できる温泉を引いているので客引き競争は厳しいと思う。しかし、利用する方から見ると選択肢が増えて、料金もリーズナブルになっているので歓迎だ。しかし、あまり過当競争になり、客足が閑散としていても落ち着かない。適度ににぎやかな温泉が良いのだが贅沢な希望だろうか。
「天水」には温泉の自動販売機があり、100円で10リットル程度の温泉を購入できる。


久保田一竹美術館 美術館通りの最も北側には久保田一竹美術館がある。「一竹辻が花」の衣装に抽象芸術そのものの建物、美の空間を散策できる庭園と美術館入り口から異次元の世界に入ったような美術館だ。(「一竹辻が花」は室町時代の「辻が花染め」を久保田一竹氏が生涯をかけて独創性を加えて現代の形に完成させたもの)
秀峰閣湖月は全館が河口湖と富士山の展望室のようなホテル。温泉はもちろん、料理も最高、芝の庭園はやや小ぶりだが富士山をながめながらくつろいだ時をすごせる。

河口湖美術館通り、橋の欄干も富士山、マンホールのふたも富士山、見上げれば本物の富士山、富士山が一杯の美術館通りだ。まだまだ全体が芸術通りとはいかないが、これで通りに彫刻などが置かれれば、まさに周辺が芸術空間となりそうな新スポットだ。都心からのアクセス、駐車場、宿は問題なし、景観は最高、瑞穂通信お勧めのスポットだ。

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