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2010年10月1日〜28日「富士山頂気象台の歴史展」終了しました。 橋本英吉原作「富士山頂」幻の映画シナリオ発見、初公開
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明治28年冬、富士山頂。 野中至は氷点下30℃にもなる剣ヶ峰の山小屋で一人定時気象観測を続けていた。 しかし、その熱い思いと裏腹に、過酷な環境は指先を凍傷が襲い、呼吸を酸欠が奪い、野中の身体はもはや観測どころか、生命を保つだけでも難しい状況に陥っていた。 吹雪吹き荒れる陸の孤島。 真冬の富士山頂、もはや野中至の果敢な挑戦は無謀な冒険として、つき果てるのかと思われた。 そんな時、野中の耳に「コンコン」「コンコン」とドアをたたく音が聞こえた。 「また、幻覚か。いよいよ俺も終わりか」 しかし、なお続く「コンコン」とドアの音 「ありえない。こんな吹雪の中、だれが来るものか」と思ったが、野中は動かぬ身体にむち打ってドアに向かった。 しばれる手でドアを開けた。 「オオ!」 「どうしてお前が・・・・・」 野中はしばし絶句した。 そこに屈強な強力に支えられるようにして立っている妻千代子がいた。 ・・・・・・・・・・・・・ 野中至、その妻千代子。 冬の富士山頂での気象観測に挑戦した若き夫妻のその後はいかに。 ぜひ展示会でシナリオのその後をご覧下さい。 その他、 明治時代から昭和初期にあった4ヶ所の富士山頂気象観測所の写真 新田次郎原作石原裕次郎主演の映画「富士山頂」パンフレットなど富士山頂気象観測の歴史を写真で紹介しました。 展示内容 富士山頂気象観台の歴史を 1 久須志岳観測所時代(明治22〜43年) 2 成就岳観測所時代(昭和2〜10年) 3 剣ヶ峰測候所時代(昭和11年〜平成16年) の3区分で、富士みずほ通信所蔵資料(ポストカード、シナリオ、ポスターなど)を使って展示ました。 |
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橋本英吉原作の「富士山頂」(左上)と映画シナリオ
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展示の様子
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展示場所:富士河口湖町生涯学習館 学習室1 展示期間:2010年10月1日〜28日の図書館開館日(通常月曜休館) 展示時間:図書館開館時間(ただし、学習室使用中は利用できません。遠方からの方は事前にお問合せ下さい) お問合せ先:生涯学習館 TEL0555−73−1212(担当 五味・梶原まで) 10月17日(日)「富士山講座」(富士山頂気象台の歴史)終了しました。ご参加ありがとうございました。 次回「富士山講座」は2011年2月「富士の雪形展」を行います。 |
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富士河口湖町役場 生涯学習館へのアクセス→国道139号線から大橋通りを河口湖に進むと左に富士河口湖町役場があり、その隣に生涯学習館(図書館)があります。(地図赤丸) | ||||||||||
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