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  本栖(もとす)に三百年余前から伝わる
           公家行列
(2011.5)
                                                                
毎年5月17日山梨県富士河口湖町本栖で公家行列が行われている。この行事は今から300年以上以前から行われている伝統的行事で、戦国時代山梨(甲斐)と静岡(駿河)の国境警備にあたっていた渡辺囚獄助(わたなべひとやのすけ)が始めたと伝えられている。→本栖湖の公家行列

現在の本栖湖は富士五湖の一つとして夏のレジャーでにぎわう場所だが、戦国時代は中道往還(なかみちおうかん:甲駿を結ぶ主要街道)の国境がある要衝で山城の本栖城や警護のための石塁跡が残っていて史跡に指定されている。

公家行列は本栖村落の南にある山神社本殿を午前11時に出発し、中心街の国道139号線をゆっくりと練り歩く。北側にあるガソリンスタンド手前で折り返し、本栖湖交差点にある休憩所でお昼の休憩、午後は売店の方を回って再び山神社にもどるそうです。(写真の日は午前中だけしかついて回れなかったので、午後のコースが良く分かりませんでした)

これに似た行事には都留市八朔祭の大名行列があります。それに比べると規模は小さく素朴な行列ですが、300余年の重さを感じさせるゆったりとした行列でした。

本栖城は現在城跡だけですが、案内標識がなければ城があったことをうかがい知ることはできませんでした。石塁は良く形を残しているので、貴重です。
本栖北側の上九一色中学校近くを通る東海自然歩道は迷路のようにクネクネして狭い場所ながら迷いそうでした。近くを走る旧中道往還とあわせて、夏の散策路に最適な場所の一つです。
公家行列はこの山神社から始まった(5月17日)
住宅街を走る国道139号線を練り歩く
石塁の跡

↓設置されている案内地図

←本栖城跡の案内板
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