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初夏の富士山は雪形が面白い
「農鳥」「火炎ぼとけ」「かえる君」
梅雨に入ってしまい、富士山の「見える度」も6日連続ゼロを記録するなど富士山を見上げる日が少なくなっています。
しかし、それだけに梅雨の合間に見える富士山はいつになくきれいで輝いています。(女性にもこのくらいのことが言えればよいのですが・・・はずかしいのでとても言えません)
この時期の富士山の山肌は紺碧です。そして純白の残雪。
鹿の子まだらよりも白が少なめに感ずるのは来月が早くも登山シーズンだからでしょうか。
この紺碧と純白の強いコントラストは雪形に最高のコンディションです。
2011年5月31日台風の過ぎ去ったあとにやってきた快晴の元、富士山の吉田方面からはやや細身になった「農鳥」B、火炎が大きい「火炎ぼとけ」C、人かカエルか「カエル君」Aなどがくっきりと現れました。先月中旬の雨では富士山が全面冠雪しなおし真っ白でしたが、今回の雨はその雪を洗い流し、初夏の装いに衣替えしたようです。
今年も早6月、早いものですね。

ところで、6月1日は曇りのち雨、気温は鳴沢で8℃〜11℃と寒いです。5月17日もこんな気温でした。5月18日快晴の富士は五合目まで真っ白になっていました。もし、今回も気温が上がらなければ次の梅雨の合間に顔を出す富士山は真っ白けになっているかも知れません。いずれにしても6月も富士の雪形を色々楽しめそうですね。

ちなみに富士山の気温は高度100m上がる毎に0.6℃下がるそうです。鳴沢の我が家のある場所は標高1000m、山頂までの標高差は2776m、我が家で10℃の時、山頂では−6℃、氷点下0℃の高度は標高2600m付近となります。これは吉田口登山道の六合五尺付近です。左の写真Cの火炎ぼとけの下でも七合目より上ですので、雨があがると予想される6月3日に富士山が顔を出すときには左の富士山はすっぽり雪化粧しているかもしれませんね。(2日夜鳴沢の気温はやや上がって13℃と予報がでています。3日昼間は28℃まで上昇の予報なので、一度雪になっても急速に融けて、再び雪形が現れそうです。)
梅雨の合間にくっきり現れた富士の雪形
(5月31日富士吉田市下吉田から)
Aカエル君、B農鳥、C火炎仏、農鳥Bの上にある登り竜は形が悪い
火炎ぼとけCの左上にある舞鶴は融けすぎて鶴の形がなくなっている。
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