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 2013年5月 

  
富士の雪形が楽しい季節です
    鳴沢村 富士の妖精「ピッコロ」
  
                            
(ページ下に富士吉田からの雪形あり)
A 富士の妖精ピッコロ

鳴沢村は富士山の北側に広がる高原野菜の村です。富士山の真下なので、毎日山頂を見上げることができます。
5月に入っても、まだ、朝晩は氷点下になることがあり油断できませんが、昼はさわやかです。
富士山の雪解けも徐々に進み、五合目より上の山肌が見え始めました。
一見単調そうな富士山ですが、山頂から下る斜面には溶岩流が作る沢が何本もあります。
特に北側の斜面は細い筋が多く、スカートのヒダのようです。
ヒダの流れは単調でなく、交互に綾になり、交差したり離れたりして五合目付近で林の中に溶け込んでいきます。

これらの谷に残雪が白い模様を作ります。一方、雪の解けた尾根は群青色の模様を造ります。自然の造形ですから、その形は様々です。
そんな模様の中に、私たちが見知った形を見出すことができます。
これが、富士の雪形(ゆきがた)です。
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上の赤い囲みを拡大したものが黄色の囲みです。右の部分が子供に見えませんか。そして人差し指で指示した左側には、正座して子供を見上げる人がいます。
「おい、きみ!」「はい、なんでしょうか」なんて会話が聞こえてきませんか。
右の子供を「富士の妖精ピッコロ」と名づけました。
雪解けが進むともう少しかわいらしくなります。
あなたはどんな会話を想像しますか。
いろいろな会話で物語が出来そうですね。
昔の雪形は農事など生活に密着していました。
今の雪形は季節に彩(いろどり)を添えてくれる自然の贈り物です。
あなたも富士の雪形を眺めて、色々な物語を想像してみて下さい。
きっと、新しい富士の魅力を見つけることができます。

写真は2013.5.3鳴沢村鳴沢から
(鳴沢村の大田和信号から鳴沢郵便局の間が良い形で見えます。)

  富士吉田市から
   富士の雪形を探してみましょう
B  富士吉田市上吉田2013.5.4の富士です
ここにどんな雪形がひそんでいるでしょうか?

私が見つけた雪形です。
赤:龍の背、黄:カエルくん、水:黒蝶、黒:火の玉小僧、緑:キツツキ、橙:クニマス
あと ふう爺さん、ペリカン、小クジラ も見つけることができます。
←黒蝶

少し消えかかっていますが、まだなんとか見えますね。
ちょっと蝶の形がゆがんでいます。下が4月末の画像ですが、こちらの方が蝶らしかったですね。
←カエルくん

ここは真冬から初夏まで見えます。カエルの顔と首のあたりです。右上を向いています。
←龍の背骨

雪が解けて吉田口下山道がちょうど龍の背骨に見えます。
←火の玉小僧(黒丸)

切り絵作家「百鬼丸」の創造の生物です。雪が解けて炎が少なくなってきました。だんだん消えていきますが、まだ見えています。もう少し詳しく→


←キツツキ(緑丸)

五合目より下なので、すぐ消えるかもしれません。
←クニマス

早いもの勝ちのネーミングですね。
去年のYBS生番組で初披露しました。富士河口湖町から見えると面白いのですが、これは富士吉田市から見えます。
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