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富士山麓は標高が富士山頂を目指して徐々に上がるため
(都留市鹿留600m寿駅近く700m新倉浅間神社800m)
桜前線の移動を場所によって目で直接感じることが出来ます。
富士吉田市の南側、富士山の吉田口登山道近くにある
富士北麓公園近く(標高1000m程度)では4月上旬(5日)道の両側には大雪の残雪が残り、
まだ冬のなごりをとどめていました。
東京に近い都留市鹿留(ししどめ)の発電所
では4月11日早くも満開で、
晴天となった土日多くの花見客
でにぎわっていました。
富士吉田市と都留市との間にある西桂町は
三峠登山道の一つがある町ですが
街中に桜があふれています。
西桂中学校裏の滝入鉱泉
入り口付近(標高640m程度)は桜の向こうに富士山が見える絶好
の場所の一つです。4月11日はほぼ満開に近く、
中旬まで咲き誇る桜を楽しむことができました。
都留市から富士山に向かう国道139号線
は富士吉田まで全て上りです。
西桂町をへて富士吉田市に入ると
急坂にさしかかります。
通称暮地(くれち)の坂を上り切った左手奥に富士小学校(標高700m程度)があります。
ここの校庭の桜は大きく、
空を仰ぐように咲き誇っています。
校庭の一角には菜の花が咲き、
桜のピンクと菜の花の黄色と茎や葉の緑色が
富士山の白とカラフルで春らしい雰囲気を
醸し出してくれます。
ここの桜は4月10日まだ7分咲きぐらいでしたが、日当たりの良い場所の枝は開いた花びらを
たわわにつけて、もうすぐの満開を予感させていました。
富士吉田市の北側に新倉浅間神社(標高800m程度)があります。この参道の両側は桜で覆われています。
しかし、この標高まで来ると4月10日にはつぼみの状態で桜の花びらを見ることは出来ませんでした。
新倉浅間神社から三つ峠への登山道は、最初かなり急ですが良く整備されています。浅間神社から中腹の忠霊塔まで車道が整備されていて、
その両脇にはずーっと桜が植えられています。
この桜も今年は中旬に満開となり、
下旬を待たず(18日)早くも散り始めていました。
富士吉田市内は西桂町に比べて広いためか
桜が町中にあふれている印象はありません。
しかし、街の要所要所に桜の見所があります。
上記の忠霊塔周辺、大明見の桂川沿い、同じく大明見のせど山、
富士吉田市民会館、弁天町公園、裁判所、
そして各学校の校庭などです。
全国的に早い桜前線は、ここ富士山麓でも
例外ではありませんでした。
4月29日からは「ふじざくら祭」(5月5日まで)が中ノ茶屋
周辺で開かれます。開花が早いと祭最終日には散ってしまわないかと心配されています。