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富士北麓が生んだいやしの画家「前田康成」

「まんが日本昔ばなし」をテレビで見た人は多いだろう。ほのぼのとしたストーリーと親しみのある画風にとりこになった人も多い。しかし、その人気に比べて作者の知名度はまだ高くないような気がする。いま、その作者の一人「前田康成」がいやしの画家として注目を浴びている。今度、前田康成氏の作品が「影絵の森美術館」に常設された。(2009.4.3)

100作品近く手がけた「まんが日本昔ばなし」をはじめ虫プロ、東映教育などでの企画、演出、作画のかたわら、富士北麓勝山村(現富士河口湖町)での民話を題材にした作画や西湖いやしの里の大型紙芝居「ふう爺さん」での演出、作画などを手がけ、地元に密着した作品も多い。
氏は1950年、山梨県富士吉田市に生まれ。1969年虫プロダクション入社。
1979年から愛企画・テレビシリーズ「まんが日本昔ばなし」を手がけ、100作以上の作品を演出・作画している。
同シリーズの10周年記念となる劇場用長編作品「ごんぎつね」では監督を務め、以降学研・大阪映画「白い馬(馬頭琴)」監督、東映教育「世界一美しい ぼくの村」「ぼくの村にサーカスがきた」監督など監督作品も多い。

氏の詳しい略歴とアニメーションの一部は「前田康成公式ホームページ」で見ることができるのでのぞいて欲しい。
前田康成氏はアニメーションの他、墨絵も手がけている。
河童や地蔵さんの墨絵もほのぼのとしたもので、家に飾っておくとなんとなくやさしい雰囲気が漂う。
人柄からも作品からも周りを穏やかな空気にかえてくれるオーラが出ているような画家と言える。ますます期待が広がる一つの結果が「影絵の森美術館」への展示につながっていると言えよう。氏の展示会作品を一部下に掲載する。
作品を前にした「前田康成氏」

つるになったじょふく
(絵本原画)より

アニメの絵コンテ

大型紙芝居
「ふう爺さん」
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