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平成18年
今年の幸せを祈願しました
上吉田北口本宮浅間神社
浅間町富士浅間神社
浅間町富士浅間神社 下吉田小室浅間神社 上吉田北口本宮浅間神社
富士北麓、平成18年(2006年)新年はどんよりとした空模様でスタートしました。日本海側や東北、北海道では大変な豪雪になっているようですが、富士北麓地方は雪もなく、平穏な新年です。富士山も風で飛ばされた残雪の白いすじの羽織を軽く羽織ってその雄姿を見せてくれました。左の空にはやや怪しい黒いつるし雲、良く見る景色がありました。「数打てばあたる」と思ったわけではありませんが、山麓の浅間神社の初詣を「はしご」してみました。
富士吉田市の北側の山(尾垂山)の中腹に朱色のあざやかな五重の塔(忠霊塔)があります。この登山道入り口にあるのが、富士浅間神社です。参道は桜の季節にみごとなピンクの桜と白い富士山がカメラマンに人気のスポットです。その参道の脇に駐車場への車道があります。普段、忠霊塔へ通じる車道も元旦は通行止めになっていました。お祝いのお酒でしょうか、白い大きな箱を持って神社に向かう夫婦が車から階段をいそいそと上っていきました。元旦の富士浅間神社はかがり火がたかれ、厳かな雰囲気が漂っていました。午前9時ごろだったからでしょうか参拝者は少なく、祭司の人が数人、これから忙しくなる元旦の朝の支度にあたっていました。この境内からは富士吉田市内と富士山が180°展望できます。
次に向ったのが下吉田にある小室浅間神社、現在も流鏑馬を行っている数少ない神社です。神馬となる白馬が境内で飼育されています。昨年の流鏑馬の時だったでしょうか「富士山御神水」と言う水を販売したのもこの神社でした。新年も販売していました。
富士北麓で最も大きな浅間神社が上吉田にある北口本宮富士浅間神社です。富士講の村上清光から寄進された大灯篭が並び、樹齢数百年の大杉が立ち並ぶ昼でもうっそうとする参道の先に国内でも最大級の木造大鳥居があります。大鳥居から随身門まで両側に多くの屋台が並びます。元旦の朝、午前零時過ぎにここで飲む甘酒は体中があたたまります。今回は、午前10時前だったせいか、ガチガチにかじかんだ寒さはなかったのですが、恒例のように甘酒をいただきました。境内でも参拝客の行列はなく拍子抜けの初詣をゆったりとしました。私の後に、犬をつれた夫婦が参拝していましたが、元旦の押すな押すなの行列がなかったので、上の写真のように犬もゆったりと参拝していました。(ちょっと横を見ていますがね・・・。午後は大変な行列だったそうです。)
勝山の富士御室浅間神社では宮司が大きな鯛やお供えのお餅を本殿に運んでいました。
上吉田北口本宮浅間神社
午前10時から今年の厄年の人に厄払いの祭事があるとのことで、忙しそうでした。
河口の浅間神社には既に着飾った老若男女が大勢集まっていました。おそらく、今年の厄払いの人たちでしょう。参拝者も大勢になってきました。
河口は古い御師の街です。今でも当時の面影を残す門などがかろうじて残っています。現在でも御師の末裔が宮司を勤めている歴史を刻んでいる神社の一つです。
五つの神社を駆け足で参拝しました。本来は自分の近くの神社や信じるところに祈願すれば良いと思います。
自然を敬う気持ちがあれば、今年1年もきっと気持ち良く過ごせます。神社への願掛けもその気持ちが大切だと思います。
今年1年も皆様が健康で安心して暮らせるようお祈りいたします。私も元気で頑張ります。今年もよろしくお願いいたします。

     富士北麓-瑞穂通信   大宮 仁
河口浅間神社 勝山富士御室浅間神社
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