富士みずほ通信 今月の表紙目次-マル得情報写真館絵画館登山周遊温泉歳時記今昔
歴史と自然野鳥山野草木-なんでも館吉田うどんクイズ富士山検定考ショッピング(広告)

情報源過去総目次リンクご挨拶メールプライバシーポリシー

2011年9月15日鳴沢村大田和八幡神社例祭
2011年9月15日田舎のまつりだからそんなに人がいないだろうと思って境内に足を踏み入れたと同時に、その思いは良い方に裏切られた。老若男女が境内を埋めているのである。

村中の人が集まっているかのような年齢構成なのだ。
中央に陣取っているお年寄り、舞台近くに群がっている幼児や児童、神社の周囲には小中学生が飛び回っている。屋台で活躍しているのは大人たち、舞台で演じているのは比較的年配の人たち。
とにかく手作りの村祭のにおいがぷんぷんするなんともなつかしい雰囲気のお祭なのだ。

この日村の小学校はお昼の給食で終わり、児童は午後お祭のお神輿を担いで村を練り歩いた。舞が終わると舞台からお菓子が振舞われ、それを目当てに子どもたちが舞台のそでに集まっている。

その後はカラオケ大会、お年寄りの出番だ。

とにかく、良く工夫されて、楽しめるようになっている。

田舎の祭りと侮っていたのは私一人だろう。全くの間違いだった。

胸にジンと来る祭は「村の鎮守の神様の、今日はめでたいお祭日、ドンドンヒャララドンヒャララ・・」の歌詞が浮かんでくるような、昔からの味があるお祭だった。

境内から少し離れると静かな村落はいつもの鳴沢村太田和だった。振り返って鳥居越しに境内を見ると、本殿よりも舞の舞台の方が大きい。それもそのはず、ここが昔農村歌舞伎の舞台として造られたものだそうで、回り舞台になっているとの事である。

村人が気負うことなく伝承しているこのような祭りこそ、昔からの日本の祭なのだろうと実感させてくれたひと時だった。

境内を埋めた大勢の村人が祭りを楽しんでいる。
(9/15鳴沢村八幡神社例祭)
八幡神社では恒例となっている舞が奉納された
今も「鎮守の神様のお祭」と呼べる素朴な祭りが伝承されている
↑頁トップへ        富士北麓−瑞穂通信=富士みずほ通信 http://www.fjsan.net