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2011年10月 
     
富士の雪形展(WEB版)
            
                     10月9日、10日大津蔵で開催された雪形展の報告です。
2011富士の雪形展は富士吉田市の大津蔵で10月9日と10日両日開きました。
また、同時開催セミナーとして9日「富士の雪形勉強会」、10日「徐福勉強会」が開かれ両テーマに興味を持つ熱心な方々が延べで100名余ご来場いただきました。
雪形展では1 農鳥七変化、2 詩に詠まれた雪姿、3 葛飾北斎甲斐の濃男の謎、4 時代考証の武器、5 平成のヒロインの5テーマに分けて展示しました。
雪形展を見ていた人は吉田大沢の火炎仏を見ながら「うちの方では牛の角と呼んでいる」などと、古くから別の見方で伝承されていることを話題に盛り上がっていました。
今回の雪形展は毎日新聞で予告記事として取り上げていただいたこともあり、遠方からの来場者もありました。また、遠く新潟県の方からも照会があり、関心の高さが感じられました。
富士の雪形展と同時開催の徐福勉強会の様子(10/10)
講師は土橋寿氏
農鳥七変化などのテーマ別に展示された最初のブース
芭蕉や一村などが詩に読んだ雪形を紹介
今回は富士の雪形の写真を持ち込んでいただいた方が2名いたことも特徴です。
長年富士山を撮り続けている富士吉田市在住の渡邊真紀徳氏はご自身が撮影した「富士の神鳥」(下の写真)をご持参いただきました。この雪形を撮るのに3年かかったとの事です。
(右上が顔、左下に足が2本中央から羽が左右に開いている)
葛飾北斎の「甲斐の濃男」の雪形の謎や河口湖出身の小説家中村星湖の遺作を紹介
真紀徳氏の富士の神鳥は山中湖方面から山頂を見たとき山頂右側のすぐ下に最後まで残る残雪です。7月上旬滝沢林道途中から良く見えますので興味ある方は来年観察して見てください。
山中湖からも見えます。(今回会場入り口に展示させていただきました。)

もう一人は2008年正月に山梨日日新聞でも紹介された「ねずみ」の顔の雪形写真を持参していただいた渡邉典夫氏です。
(写真右下)わざわざ韮崎市から駆けつけてくれました。今回は展示できませんでしたが、次の機会には展示させていただきたいと思います。
これはお昼過ぎぐらいでしょうか、御坂峠の展望台からの撮影です。我と思わん方は今年の真冬にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
渡邊真紀徳氏が写した雪形「富士の神鳥」
雪形が古写真の検証に役立つ例を展示
渡邉典夫氏の写したネズミの雪形
人気切りえ作家百鬼丸の火の玉小僧の雪形
近年見つけられた雪形を「平成のヒロイン」として紹介
↑頁トップへ        富士北麓−瑞穂通信=富士みずほ通信 http://www.fjsan.net