富士みずほ通信 今月の表紙目次-マル得情報写真館絵画館登山周遊温泉歳時記今昔
歴史と自然野鳥山野草木-なんでも館吉田うどんクイズ富士山検定考ショッピング(広告)

情報源過去総目次リンクご挨拶メールプライバシーポリシー

秋色みつけた・・・・・・・・富士北麓の細道


 そろそろ富士山に冠雪の話題が出る頃です。2008年は各地で豪雨が続き、スカッと晴れた日が少ない初秋ですが、富士北麓にある我が家の周りの細道には、例年通り山野草の花たちが愛らしい姿を見せてくれました。
日本全国どこにでもある草花だろうと思いますが、いつも見ていると、なぜか愛着を感じるもので、富士北麓の草花が他のものよりかわいらしく見えてくるから不思議ですね。
天気のよい時に、お弁当でもちょっと用意して、なんとなくぶらっと出かけて見るのも楽しいと思います。
我が家は鳴沢村のゴルフ場がある近くですが、富士吉田市から鳴沢村にかけて、国道139号線の富士山側に少しそれた山林の中の道は、どこでも写真のような山野草を楽しむことができると思います。車では駄目です。徒歩で、ぶらぶらしながら、山野草に気がついたら、しゃがみこんで、少しじっくりと草花を見てください。
周囲1m前後の場所を良く見ると、いろいろな草花に気がつくと思います。小さな花は、名前も分からないものが多くあります。そんな花の一つ一つを良ーく見てみると、美しいのです。小さくても、非常に完成された美しさがあります。自然の造形のなせる技ですね。ただ、どこにもあるので、普段私たちが気にとめないだけだと思います。
多分、どの家の周りの草花の一つ一つも同じように美しいと思います。
ただ、富士北麓の秋は、そんな自然の美しさを引き出してくれるのでしょう。花たちを、普段より美しく感じさせてくれます。
山野草も名前が分かると、もう少し楽しくなると思います。それにしても、山野草の名前は、どうして、誰が、いつ頃付けたのでしょうか。「ツリフネソウ」は姿を見ていると、なんとなく分かります。同じ形で、黄色と紫のものがあるので、黄色の方に「キツリフネソウ」とつけているのは紫の方が先につけられて、あとから黄色いのが見つかって「キ」をつけたのでしょうか。今後、もし、白いものが発見された場合は「シロツリフネソウ」なんてつけるんでしょうかね。
今9月中旬ですが、「サラシナショウマ」がニョキニョキと林の中に顔を出しています。
花の名前辞典によると和名では「晒菜升麻」と書き、若葉をさらして、食用にするので「晒菜」と呼ぶようです。「升麻」は漢方の根茎を乾燥したものの呼び名だそうです。「○○ショウマ」と呼ばれる山野草はたくさんあります。「レンゲショウマ」「イヌショウマ」「アカショウマ」「トリアシショウマ」などですが、どうして名前がついたか調べると面白いかも知れませんね。
秋は紅葉が着目されていますが、山野草も捨てたもんではないと思います。
富士北麓の秋は短く、気がつくと枯葉の季節になっていたなんてことになってしまいます。
思い立ったらなんとやら、ちょっと富士北麓に足を伸ばして見ませんか。
もちろん、紅葉もきれいですし、温泉も楽しむことができます。
そろそろ雪化粧の富士がやってくる富士北麓は、秋色を楽しむ季節になりました。

今回の写真を撮った散策路は下地図の赤○周辺です。近くにはゴルフ場や別荘地がありますが、駐車場はありません。車で近くまで来た場合は、鳴沢道の駅など駐車場のある場所の近くを散策すると良いでしょう。
ページトップへ戻る↑