富士みずほ通信 今月の表紙目次-マル得情報写真館絵画館登山周遊温泉歳時記今昔
歴史と自然野鳥山野草木-なんでも館吉田うどんクイズ富士山検定考ショッピング(広告)

情報源過去総目次リンクご挨拶メールプライバシーポリシー
富士山を描いた切手
切手は明治4年郵便が始まった時から発行されている。最も古いものは手彫り(銅版にエッチング)切手と呼ばれている。
富士山が描かれた最初の切手は大正11年発行の通称「富士鹿切手」(写真左)だと思う。

翌大正12年には関東大震災対策として民間に委託して製造された「震災切手」に富士山と桜が描かれている。(写真なし)

大正15年には値上げを期に「風景切手」が発売され、その中の一つに富士山が描かれている。(写真左)

昭和に入りたくさんの絵柄切手が発行されたが、その中に「昭和切手」(富士山と桜)(写真左)がある。

また、昭和19年には第二次昭和切手と呼ばれるたくさんの切手が発行され、その中に「富士山と桜」「八紘基柱」がある。戦時色の濃い切手が多く発行されたのも特徴だろう。
これら軍事色の強いものは昭和22年に、使用禁止となった。

昭和21年からは戦後はじめて「新昭和切手」が発行され、版画の富士(北斎の富士、山下白雨)があらわれた。この図柄は近年平成11年国際文通週間の切手にも採用されている。

戦後の切手は多彩だが、観光地の絵柄が多く富士山も良く取り上げられている。昭和26年観光地百選では「日本平からの富士」(写真なし)、昭和32年自然公園の日制定記念切手では「本栖湖と富士」(写真なし)がある。

色々な出来事を記念して新図案の切手が発行されている。昭和35年「赤富士と国会議事堂」(写真なし)は列国議会同盟会議にあわせて発行された。昭和40年には富士山レーダー完成を記念した切手も発行されている。(写真左)

山梨県内からの図柄としては昭和42年国際文通週間の記念切手に北斎の甲州石班沢が取り上げられた。

一方シリーズものにも富士山は良く登場する。国立公園を最初に取り上げたのは昭和11年この時の切手は「第一次国立公園切手」と呼ばれているが、富士箱根が第一号だ。4種類「暁の富士」「芦ノ湖と富士」「三つ峠からの富士」「三島からの富士」がある。(写真左)

昭和24年には第二次富士箱根「忍野からの富士」「河口湖からの富士」「七面山からの富士」「三つ峠からの富士」も発行された。(写真左)

昭和37年には同じく富士箱根伊豆が発行されている。(写真下:4枚組だが一枚は伊豆石廊崎・蓑掛岩で富士はなし)

まだまだ切手には、たくさんの富士山が採用されているので、次回には、最近の富士山切手を紹介したい。



参考:日専、さくら
写真の切手は全て瑞穂通信所蔵品です。
富士鹿切手
昭和切手(富士山と桜) 第二次昭和切手(富士山と桜) 風景切手の富士山
第二次昭和切手(八紘基柱) 新昭和切手(北斎の富士) 国際文通週間切手(北斎の富士)
富士山頂レーダー完成記念切手 国際文通週間記念切手
第一次国立公園切手(富士箱根)
「暁の富士」「芦ノ湖と富士」「三つ峠からの富士」「三島からの富士」
第二次国立公園切手(富士箱根)
「忍野からの富士」「河口湖からの富士」「七面山からの富士」
「三つ峠からの富士」
第二次国立公園切手(富士箱根伊豆)
「三つ峠からの富士」「芦ノ湖と富士」「大瀬崎と富士」(写真上)
トップへ戻る
最近の富士山切手(山梨県)