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富士山麓を描いた川瀬巴水

川瀬巴水は富士山を描いた版画画家として知られる。しかし、私には、それ以上に富士北麓からの富士を描いた点で身近な画家と言える。ここに紹介するのは瑞穂通信所蔵作品なので、ほんの一部だがどこから書いたものかおおよそ考えられるほど身近な場所からのものが多い。そして裾野の風景も入っている点が私が特に好きな点だ。川瀬巴水(明治16−昭和32)

吉田の雪晴
舟津之秋
鳴沢の富士
この5点は瑞穂通信蔵の作品だが、巴水の作品は渡辺木版画店から現在も後摺りが販売されていて、「田子之浦橋」以外は平成の作品である。しかし、原画は昭和初期のままであり、写真で撮った様に正確に描かれている。
大正7年塩原おかね路の風景から昭和32年平泉金色堂までの多くの巴水作品の中に多数の富士が描かれている。
昭和初期の富士五湖をはじめとする富士山周辺の風情を記録した絵画としても貴重といえる。
北斎の富嶽三十六景もその時代を反映しているが、巴水の作品は時代が近いことと、より写実的な点からより親しみがもてる作品である。
忍野の富士
田子之浦橋
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