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葛飾北斎も描いた富士の雪形 |
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富士は上の動画のように四季変化しています。単なる三角の山と、白い雪の単純な構成なのに、人を飽きさせない魅力は日本最高峰だからでしょうか。 きっと色々な要素が絡み合って神秘なまでに魅力的な山となっていることでしょう。 その魅力を形作る一つに雪形も存在するのでしょう。 今月は、その雪形に焦点を当ててみました。 左上の写真は「農鳥」の写真で、富士吉田市にある富士北麓公園から撮影したものです。上から二つ目の写真は鳳凰の雪形です。ほぼ同じ位置ですが、鳳凰のように見えるときはまだ雪が多く残っていて、西風で飛ばされた雪の下の岩肌が露出して雪形を作っています。 上から3枚目は浮世絵です。葛飾北斎が「富嶽百景」に「甲斐の不二 濃男」と題して雪形を描いています。場所は「甲斐」なので山梨県だと思いますが、麓の三角の網がなんなのか、また、農夫でしょうか稲の束を洗っているような様子が描かれていますが良く分かりませんので、現在のどこかを特定できません。しかし、江戸時代から富士の雪形は知られていたことが分かります。 現在「農男」は静岡県側に見られるようです。 富士山検定公式テキストによると、この外に山梨県側の「豆まき小僧」静岡県側の「お犬雪」「かぐや姫」などがあるそうです。 あなたの街からしか見ることができない富士の雪形、しかも、ごく限られた期間ですので、もし、見つけたら一人静かに楽しむのも良いでしょう。また、友人たちとわいわいがやがや雪形談義も楽しいかもしれません。 この6月、季節を知らせる雪形を楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
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富士の農鳥 2007年6月撮影 (富士北麓公園) |
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富士の鳳凰 2004年2月撮影 (富士吉田市) |
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葛飾北斎の「甲斐の不二 濃男」 富嶽百景三編(瑞穂通信蔵)より |
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富士の雪形を楽しもう1、富士の雪形を楽しもう2、恐竜発見・・・雪形ですけどね、「火の玉小僧」「農爺」富士北麓の雪形 | ||||||||||
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